仮想通貨(暗号資産)の投資で失敗した行き場のない草コインの使い道(節税対策に活用)

お金/暗号資産
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去年の3月あたりのコロナショックで株も仮想通貨も一瞬暴落して、仮想通貨はビットコインが単価40万くらいまで下がったけど、今は、500万超えを維持している

よって、この1年半くらいの爆あがりで儲けがガッポリ出ていて、円に換金したり、取引回転させて価格が落ちたら買い、上がったら売りを繰り返している人もいるでしょう

そろそろ年末に向けて意識したいのが税金対策

で、2017年あたりから仮想通貨に手を出していた人は、上場しないで運営が消えた草コインや、海外上場したけど、今は息をしていない草コインを持っている人もいるのではないかと思う

どれも、多くが、詐欺だったと思わざるを得ないけど、悲しいかな、そういうものなのでしょう

で、少しでもその草コインたちを有効活用できないだろうか?と考えてくれたのかどうかはわからないけどw そんな草コインたちの有効活用のために、損失処理を自動化して、証明書発行して、節税対策に役立つようなサービスが提供されていたので、そちらを追っかけてみる

当初、本エントリーで紹介していた仮想通貨収支計算ツール「クリプトリンク」しか、この手のサービスを提供しているところはなかったが、10月末に、仮想通貨の損益計算ソフト Gtaxを提供している会社「Aerial Partners」が、似たような不要通貨の引き取りキャンペーンを始めた

ニュースが出た時は、11月末までの期限付きサービスだったが、終了日未定に変更になっている

よって、そちらの情報をエントリー後半に追記

雑所得と損益通算

仮想通貨の儲けは「雑所得」扱いになり、「雑所得」の中では、損益を相殺できます

詳しい解説は、以下のあたりに譲るw

まずは、雑所得と損益通算の話

仮想通貨の取引が雑所得だという根拠は、国税庁のコレ

仮想通貨取引により生じた損益については、原則として雑所得に区分されます

仮想通貨 – 国税庁

損益通算を仮想通貨に適用するときのエトセトラ

全般的な考え方がまとまっている記事

会計処理の補助ツール/サービスを提供している会社の記事

取引所の記事

ダイアモンドと、Aerial, Coincheckあたりの記事が、特にわかりやすいので必読

損益例の図解

儲けが出ているタイミングで、行き場のない草コインを1円でも良いので売ることができたら、その損失で儲け分の節税対策ができるということ

具体例としては、ビットコインを400万の時に買って、500万で売っていたら100万の儲け

そんな時に、上場もできずに売り場がなくなっている100万で仕入れた草コインを1万で売ることができたら?

草コインの損失を図解するとこんな感じ

どうにもできなかった草コインで99万の損失を出すことができるので、ビットコインの100万の儲けと相殺して、実際の利益は1万ということになる

年間20万の雑所得は確定申告の必要がないので追加の税金もかからないという話

そんなことを実現してくれるサービスが… あるらしい

CryptoLinC Trash

この「CryptoLinC」という会社、全然知らなかったけど、AerialやCryptactなどと同じような会計処理を便利・効率化してくれるサービスを展開している会社のようで、その付随機能として..

売り場のない草コインを1万円支払うと0円で買い取ってくるサービス

仮想通貨収支計算ツール「クリプトリンク」

というのを、昨年、2020年の暮れにリリースしたようだ

取引所に上場されなかったICO案件や、取引所には上場しているけど取引量が少なすぎて実際に売却をすることができないような暗号資産を「引取り証明書発行手数料」のみで0円での売却処理を実現するサービスです。「引き取り証明書」は売却損を計上するための証拠資料としてご利用いただけますので、決算・確定申告の際にお使い頂けます。

不要な・売れない仮想通貨・トークンを気軽に処分し損出しすることで、税金対策にも利用できるサービスを開始【CryptoLinC Trash(クリプトリンクトラッシュ)】 | 仮想通貨収支計算・管理システム クリプトリンク|CryptoLinC

使い方は以下に詳しく、公式のマニュアルが公開されているのでよく読むべし

「トークン・暗号資産引取」機能の使い方 | 仮想通貨収支計算ツール「クリプトリンク」

いくつか頭をよぎるのは…

  1. この会社、信用していいの?
  2. 利用実績は?ネット上の評判など
  3. 持っている草コインは、ETHトークンだけど、規格なんだっけ?
  4. このサービスを利用すると1万の支払いが必要ということは、1万円は経費として計上できる

CryptoLinCは信用して良い?

一応、業界団体に加盟しているようなので、少し安心

正会員メンバーとして加盟している

会員一覧 | JBA | 一般社団法人 日本ブロックチェーン協会 | Japan Blockchain Association

以下は、準会員

会員紹介 | 一般社団法人 日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)

以下の研究会は、会社のメンバーが関与しているコミュニティのようだ

仮想通貨税務研究会|仮想通貨・暗号資産税務のプロフェッションを目指して – 税理士による・税理士のための・仮想通貨税務の相互扶助研究会

会社自体はマネーフォワードに在籍していたメンバーが設立したっぽい

私たちについて | 仮想通貨収支計算・管理システム クリプトリンク|CryptoLinC

ネット上の評判

結構検索したけど、「使いました!」みたいなエントリーや声が全然見つからない

紹介記事はいくつか出てきた

クリプトリンクで0円仮想通貨に終焉を、引き取りで売却損計上へ | 仮想通貨ニュース劇場

記事広告かな…?

要らない仮想通貨・トークンを処分して賢く節税をする方法に注目

取引所のブログ(記事)にCryptoLinCの方が寄稿した記事のようだけど

税金対策には、早めの損益計算と含み損のある暗号資産の損切り:クリプトリンク八木橋税理士 | BTCBOX Blog

【追記】不要通貨取引キャンペーン

本エントリーの冒頭に追記したが、9月にこのエントリーを書いた後、10月末にCryptoLinC Trash以外にもサービスが出ていたので紹介

運営企業は、仮想通貨の損益計算ソフト Gtaxを提供している株式会社 Aerial Partners (エアリアル・パートナーズ)のキャンペーン

告知当時は、11月末までの限定的なサービスだったが今でもやっている様子、おそらく、年内いっぱいはやっていそうな雰囲気

CryptoLinkC Trashの1万円よりも、2,000円ほど安いというのもあってもしかしたら結構人気なんじゃなかろうか?

ただ、これ、あまり大々的には告知していなさそうなので、同社からメールで送られてきたお知らせメールを受信していないと、キャンペーン告知のページに辿り着きづらい(たくさん依頼が来ても困るのかな?w)

NANJとTRE(torue)はゴミと化したので処分対象…

考察(総括)

20万位上の雑所得の利益が出ている場合は、利益分、マイナス1万円分の不要な草コインを焼却、もとい、この仮想通貨収支計算ツール「クリプトリンク」CryptoLinC Trash不要通貨引取キャンペーン | Aerial Partnersを使って1万〜8,000円の費用払って0円売却して、雑所得の損益通算で損益を相殺しておくと良さそう

取引で損益出ていなくても、ステーキングによって雑所得が発生してしまっているケースなどもあるので、それらの税金対策としても有効なので、この年末はしっかり状況見定めて対処するのが吉

で、肝心のこのツールの会社は、多分、信頼して大丈夫でしょう
(何の責任も持てないので、信用するかしないかは自己責任でお願いしますw)

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